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エジプトの保育と日本の保育

2012/05/29(火)

1ヶ月ちょっと前に、活動先の保育園が変わりました。
今はショブラという地区にある保育園で火〜木曜に活動しています。

会議や選挙が重なり、今までに行ったのは10回ほどです。

初めの印象がとってもよかったこの保育園。

・室内ですが、身体を動かせそうな比較的広いスペースがあり、園長先生も保育士さんもいい顔つき。
・「何かほしいものがあれば何でも言って」と言ってくれる園長先生。
・私が書いて持っていった「いろいろな遊びの意義」の冊子をみんなで目を通し、大切に保管。
・すべり台は必ず1人ずつ。1人が滑り終えたら次の人。→危機管理の意識あり。
・何か作ると、保育士さんも一緒に手伝ってくれる。
・落ち着いている子どもたち。
            
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

という印象だったのに、これがまたしてもくつがえされてしまいました・・・

・今までのギザの保育園ではひたすら子どもたちは食べさせられていたけれど、この園では順番にずっと勉強。
終わった子は何もすることなくじーっと座らされています。
わからないと、私でもびくっとするようなものすごく大きな声で怒鳴られるor叩かれる。

・子どもたちが遊んでいるとき、楽しくなって大きな歓声を上げるようになると、
「その大きな声は何?!だまれ!!!」
とおとなしくさせられる。
→保育士たちの声の方がよっぽどうるさいのに。

・私が保育室に入り、子どもたちと遊び始めると保育士さんはいつのまにかどこかにいなくなってしまう。
→私がいるからなのか、それとも、もともと「子どもたちと常にいる」という感覚がないからなのか、わからない。

・保育士の代わりに今長期休み中の大きな子どもたち(小学生など)が保育士の代わりとなって保育。
 (絵本の読み聞かせをしたり、私の補助をしたり、保育士の代わりに騒いでいる子たちを注意したり)
 その間保育士たちは保育室から離れておしゃべり、紅茶を飲む。

特に苦痛なのは、子どもたちが怒鳴られたり叩かれたりするのを見ることです。
見ている限り、大したことはしていないのに。
どうしてそんなふうにされなければいけないんだろう。
今日見るに見かねて、「叩かないで。子どもたちは言えばわかるよ。」と言ってみましたが、ものすごい形相で睨まれました
アサーヤという棒が多くの保育園に存在して、それで思いきり叩かれることや脅されることもしばしばだと聞いたこともあります。
きっとこれが今までエジプトで続いてきている一般的な方法なのです。

それを、突然やってきたアラビア語もつたない私に何か言われても、「何言ってるの?」という反応は仕方ないのかもしれません。
でもそれだったら私は何のためにいるんだろう。
わからなくなります。



日本ではさんざん「大人の都合の保育はするな」と指導されてきました。
子どもが今何を考えているのか?
何を望んでいるのか?
どんな言葉をかけたらいいのか?
子どもの様子からどんなあそびの環境を設定したらいいのか??etc

日本で私は決して十分な保育ができていませんでしたが、繰り返しの指導の中、いろんなことが意識としてありました。

それが全てくつがえされる今。
文化も社会背景も違うから当たり前です。

そして、この環境の中で育っている子どもたちがとてもたくましいことも事実です。
幼いうちから小さな大人として、人手として使われる子どもたち。
同じ年齢だったとしても、エジプト人の子どもたちのほうがなんだか大人びている印象です。
本当は苦痛だと思うけれど、長時間ひたすら静かに待っていられる子供たち。
それが本来あるべき子どもの姿ではきっとありませんが。

でも逆に日本の子どもたちは守られすぎていると感じることも多々あります。

何が正しいのか、どこまでエジプトのやり方を受け入れて、どこまで日本のやり方を主張してもいいのか、モヤモヤ。
わからなくなります。
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2012-05-29(Tue)
 

はじめてのカイロセミナー

2012/05/23(水)

おひさしぶりです。
ゴメンナサイ、またまたかなり更新サボってました

これまでの間、実は活動ではいろんなことがありました。

4月22日から社会連帯省本省での活動がついについに再開!!!
やったぁ

選挙前で、治安がいつ不安定になるかわからないこともあり、
・本省勤務・・・日・月
・保育園勤務(新しい活動先)・・・火・水・木
という赴任当初と同じ形態での活動になりました。

本省勤務が再開した当初、タハリール広場前は怪しげなテントやら浮浪者の人がたくさん・・・。
どう考えても様子怪しいのですが、カウンターパートさんがいつも駅とモガンマの往復に付き添ってくれるので安心です。
そのように安全を考慮した対応をお願いしてくれた、JICA・T調整員さんにも感謝です。
そして、今ではだいぶテントも撤去されて普通の状態に戻りつつあります。

ただ、今日・明日とうとう大統領選!!!!

いったいどうなることやら。。。
どうか無事終わりますように!!

新しい保育園での活動のこと、JCC会議(支局部長会議)のこと、活動で大きな変化がたくさんありすぎて、
1度に書ききれない・・・。
まめに更新しなくてすみませんね・・・。
    
                            

今回は5月3日にあったカイロセミナーのことを書きます

今まで本省での活動ができずにいた間、3つの地方セミナーにお手伝いとして参加させてもらいました。
前回書いたイスマイリアセミナーもそのうちの1つです。

地方セミナーに参加させてもらうことは、とっても有意義。
各地方の支局の雰囲気がわかるし、支局職員や地方保育士とも顔を合わせられる機会になるし、またセミナーのやり方の勉強にもなります。

裏方としてセミナーに参加することはあったのですが、ついに私が主となって開催するセミナーのチャンスがやってきました!!!

それを知らされたのは開催日の3日前・・・。
「突然セミナーふられる」って、ウワサには聞いてたけど、やっぱり。。。。

慌ててプログラム考えて、準備して。。。

地方によってはセミナーを重ねることで、講師になってくれる人や保育士さんとのつながりができ、協力しあってセミナーを作っていけたりもするのですが、私にははまだそのつながりがないので、カウンターパートさんと2人だけでの進行です。

でも参加者や主催側である支局職員さんたちの温かさ・やる気・未知数だったカウンターパートさんの活躍で、私自身もとても楽しめたセミナーとなりました。

今回の会場
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プログラム
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配布したもの
幼児教育隊員で定期的に発行しているおたよりと製作で使う材料が入っています。
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まず参加者に作り方を説明します。
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参加者が作った魚釣り用の魚。なんだか味があってステキです。
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一生懸命作っています
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切り絵の飾りのワンピース
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今回の参加者さんたちとパシャリ
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今回感じたのは、保育園での活動とセミナーでの活動でのエジプト人の反応の違いです。

保育園での活動では、活動に行き始めた頃こそお客さん扱いで、そして私の様子・反応を伺っている(何か評価されると思っているのだと思います)のですが、だんだん私がいる状態に慣れてくると、何かを吸収しようというより、人手としての存在と考えられているように思います。
私がいるとその間、どこかに行ってしまったり、私1人で何かを準備したり、活動したり・・・。
これはどの国でもボランティアが経験することだと思うのだけれど。
「一緒にやらなければ意味がない」「一緒に考えていきたい」ことを繰り返し伝えていっても伝わりきらず。
子どもたちの笑顔や反応を間近に見られるのは嬉しいことですが、でも私がいる意味ってあるのかな??ともんもんと考えること多々ありでした。

セミナーでは、社会連帯省や支局が私のバックにあることが明確なことから、「ボランティア」の立ち位置がまた違ったものに受け取られるようです。
またセミナーに参加してくれる意欲がある(ただし、エジプトではセミナー参加者にお金を支払います)人たちなので、何かを学ぼうという姿勢があるというのも大きな違いです。

今回のセミナーで、必死にメモをとっている参加者、「これを園でおろしたい」と言ってくれる参加者、飛び入りで絵本の読み聞かせを買って出てくれた参加者、「有意義な時間だった」と言ってくれる参加・・・。
参加者からの反応から何か手応えを感じることができて、少し自信もつきました。

そういう意味からも、今後の活動はセミナーや各地域への視察に重点をおいた活動へシフトしていけたらいいなと思います。
とにかく治安がいつどうなるのか、見通しのもてないエジプト。
あと残り1年とちょっとの活動もどうなっていくかわかりません。
でも少しずつ、何か手応えを感じながら前に進んでいけたらいいなぁ。
2012-05-23(Wed)
 
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